2003/08/15 
平成15年8月12日〜14日の活動(神戸電鉄ワンマン運転区間の拡大について)

 お盆とはいえ、この3日間も様々な市民相談を受理しその解決に奔走する毎日が続いた。また、今秋の衆議院選挙をにらんで党勢拡大に向けての新たな戦いも始まり、党務多忙の連続である。13日(水)には道場町塩田、日下部等への党員・支持者宅を15件訪問し、市民相談など4件を承った。道場町塩田の住民からは特に行政の連絡所や出張所等への足の便利が悪いことなどの要望を承った。「車を運転される人は良いが、高齢者の我々はバスに乗らないとどこへも出て行くことが出来ない等々」深刻に訴えられた。また、コミュニティーバスなどの運行にも努められたいとのことであった。

 8月12日(火)付けの神戸新聞の朝刊に神戸電鉄のワンマン化についての記事が掲載された。なぜワンマン運転化を拡大しなければならないのか、乗客に対し鉄道事業の経営収支が悪化しているからといって安易な運賃値上げをすることは出来ない。であるならば、今後、乗客増が望めない中、徹底したコスト縮減するしかないという苦渋の選択によるものと思われる。
 神戸電鉄の運賃の高い問題については、北区民の多くの方から不満の声が寄せられている。特に他市か移転されて来られた方々は運賃の高さに驚くのみならず、怒りにもにた声を私たちにも届けてこられる。「何とか運賃を下げ利用しやすいように、こんな高い運賃では北区に暮らせない等々」。そのたびに、市民の方々の要望を伝えてきたが、「山間部の更に傾斜地域を走っている鉄道であり、初期投資のみならずランニングコストに膨大な費用がかかること、またその反面、ご利用客が市街地を走っている鉄道に比べ一層少ないことなどの理由で運賃が設定されている。民間鉄道でありこれ以上の努力はもはや限界に達している」とのことである。赤羽かずよし衆議院議員と党県会・市会の取り組みで北神急行(谷上から新神戸区間)の運賃値下げが実施されたが、依然として高い神戸電鉄の運賃には変わりない。住民が訴えてこられるのも当たり前だが、電鉄の収支決算報告を受けると民間鉄道であり公費負担もない中での運営であり鉄道事業体の存続をかけるところまできているという現状を知らされ、ともかく引き続きの乗客増対策とコストの大幅な縮減を実施し、鉄道事業を存続していく努力を傾注していただくように要望して止まないところである。
 このたびのワンマン運転区間の拡大についてもコスト縮減の一環であろうと思うが一方で、鉄道事業体としてお客様を安全に目的地まで輸送するという重要な役割も担っていることから、ワンマン運転区間の拡大による安全対策については、十分配慮して頂きたいと念願する。これまで、2000年4月から遠隔監視による駅構内の無人化を本格導入したときも真っ先に赤羽かずよし議員を先頭に党県会・市議団で電鉄に対し「無人化に伴う安全対策の実施」の申し入れを行い、各種の安全対策を講じていただいた。このたびも下記に示す「ワンマン運転区間の拡大について」の取り組みについての資料をいただいた。
                     記
ワンマン運転区間の拡大について

1、実施時期

 9月6日(土)より新開地〜粟生駅間において、車掌を乗務させながらワンマンの習熟運転を開始し、平成15年度内にワンマン運転を実施します。
2、実施理由

 当社の鉄道ご利用者数は、構造的な少子・高齢化、地域的な雇用情勢の悪化に伴う就業人口の減少、景気の低迷による出控え、自動車道路網の整備拡充によるバスやマイカーへの転移等により大幅に減少しており、この傾向は今後も続くことが予想されます。
 こうした状況において、公共交通機関として鉄道事業を維持していくためには、現在省力化策として実施しております駅務遠隔化システムや列車運行管理システムに加えて、更なる輸送コストの抑制が必要不可欠であることから、ワンマン運転区間を拡大し、鉄道事業が将来に渡り存続するための事業モデルの構築を図ろうとするものである。
3、実施区間

(1)今回実施区間
   新開地〜粟生駅間
   神戸高速線  湊川〜新開地駅間   0・4km
   有馬線    湊川〜鈴蘭台駅間   7・5km
   粟生線    鈴蘭台から粟生間   29・2km
      計              37・1km
(2)既に実施している区間
   公園都市線  フラワータウン〜三田駅間  4・3km
          ウッディータウン中央〜フラワータウン駅間 3・2km
   有馬線    有馬口〜有馬温泉駅間  2・5km
4、実施時間帯

  終日実施いたします。
5、実施編成車両数

  ワンマン運転は、4車両編成(一部3両編成)の列車で実施します。なお、ラッシュ時間帯に新開地〜志染駅間において運転している一部の5両編成の列車につきましてはツーマンで運転します。
6、運転方法

 運転士が直視でお客様の乗降状態を確認しながら閉扉操作を行います。曲線部分についてホームミラーまたはITVモニターにより確認します。次に、駅出発時は、運転士が運転台に設置された戸閉表示灯及び新設の戸閉センサー表示灯により閉扉を確認した後、ホームミラーまたはITVモニターによりホーム上の安全を確認し、列車を起動させます。
7、ワンマン運転区間の拡大に伴い整備する施設

(1)駅設備
 @ ホームミラー
 運転室より閉扉時の乗降確認及び出発時のホーム上の安全確認のためのミラーを設置します。 A ITV
 曲線等により直視が困難な箇所がある駅についてはITVを設置します。
(2)車両設備

 @ 戸閉検地センサー Aデッドマン装置 B非常通報装置
                                以上
 
 先般、鉄道事業者の関係者と懇談させていただいたが、その際、近畿運輸局が公共交通活性化プログラムに基づき神戸電鉄(株)をはじめ山陽電鉄(株)等5社による検討会が立ち上げられ、既に数回に渡り検討が開始されたと伺った。乗降客が増えるとともにお客様へのサービスが低下されないよう特段のご努力をお願いするところである。